将来に向けてお金の管理をしていきたいのにパートナーが協力的でなくて困っている!
これから家計管理をしていきたいけど、具体的なやり方がわからず困っている!
本記事ではそんな悩みを持つ方に向けた記事となっています。
また、この記事の内容を実践すると、家計管理の具体的なやり方だけでなく、
パートナーも一緒になって家計管理をしてくれるようになると思います。
目次
Step.1 家計(収入と支出)を見える化しよう!(家計簿をつくろう)
まず皆さんには、「現状を正しく把握するため」に「家計簿」をつけて欲しいです。
家計簿をつけていない方々は、今どの費目にどれだけお金をかけているのか分からない人が多いと思います。
(分かっていると思っている人も実は現実とのギャップがあるケースが多いです。著者実体験)
まずは自分たちがどの費目にどれだけお金をかけているのか?
そして総支出はどれぐらいなのか?を分かるようにしていきましょう。
やり方は何でもよいです。ただし、なるべく抜け漏れの無いように行ってください。
<Point>パートナーの支出の情報をどのように入手するか?
世帯全体の支出を家計簿に付けていくためには、パートナーの支出情報も得る必要があります。
私が行っていたのは、家計簿をつけるためにレシートは必ず取ってきてもらうようにとお願いをしていました。
家計簿は私がつけるからレシートだけお願い!と。
ここで重要なのは、パートナーのお金の使い方や金額に文句等を言わないこと。決して言わないこと。
大事なのは、現状を正しく把握することです。
文句などを言うと、パートナーはいい気はしません。
苛立ちや隠したいと思うようになってしまいます。
お金の使い方に思うところはあるかもしれませんが、ぐっとこらえてください。
そして、レシートを持ってきてくれたことに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてください。
※私のパートナーも最初は自分のお金の使い方が知られることに抵抗感を示していましたが、
徐々に見せてくれるようになりました。
(最後は自分で家計簿をつけてくれました。ありがとう...)
まずは1カ月頑張ってみてください。色々とリアルなことがわかるようになるはずです。
下図は私たちがつけていた家計簿になります。ご参考まで。
Step.2 いつまでに、どれだけ貯蓄したいか目標金額を共有しよう
さて、家計簿をつけている間にもう一つやっていただきたいことがあります。
それは、月の支出目標金額を決めるために、「いつまでに」「どれだけ貯蓄したいか」を決めていきましょう。
目標の決め方は大きく二つ!
決め方としては、いくつかあると思います。
①とりあえず年間○○万円貯金、となんとなくで決める方法
②ライフプラン(子ども、住宅購入、等)に合わせて決める方法
※私の場合は、まずは①で年間100万円と目標に決めました。
(後で修正していくことになると思うので、とりあえず①で良いと思います。)
このとき、決めるときはパートナーの意見も聞いて決めてください。
ただし、現実的にできる出来ないの話では無くて、理想論でいいです。
このぐらい貯金出来たらいいよね~、とかで構いません。
このステップで大事なことは、
目標額をパートナーと共通認識にすることです。
一緒に家計管理をしていくためには必要なことですので、必ずやってください。
Step.3 現状と目標のギャップを見てみよう
Step.1では現状把握。Step.2では目標の設定と共有。が出来たと思います。
例えば、現状把握では、総収入が40万円、総支出が40万円(月の貯蓄に回せるお金が0円)だったとしましょう。
そして、目標値は年間120万円、月当たり10万円の貯蓄としましょう。
そのとき、目標に対して現状のギャップは10万円収入に対して支出が多いとなります。
目標を達成するための3つのアプローチ
では、目標を達成するためのアプローチは、
①収入を増やすアプローチ(転職や副業など)
②支出を減らすアプローチ(固定費や変動費の見直し)
③収入を増やしつつ、支出を減らすアプローチ(①②の合わせ技)
の3つがあります。
ここまで来たら、パートナーとどのようなアプローチで
目標を達成しようか?という話をしてみましょう。
パートナーも家計管理に協力的になってくれると思います。
<コラム>なぜ協力的ではない?パートナーが家計管理に非協力的な3つの理由
最後に、なぜパートナーが家計管理に非協力的なのか、その理由を見ていきましょう。(パートナーが協力的な人であれば、読み飛ばしてOKです!)
①必要性を理解していないから
1つ目は必要性を感じていないパターンです。これは共働きの夫婦・カップルに多いのではないでしょうか。
収入がある程度あり、今が無理なく生活出来ているから必要性を感じていないケースです。
このようなケースでは、将来に必要なお金(養育費、教育費、住宅購入、など)や、今後の変化(出産、育児に伴い、収入の減少)を具体的に見積もってみると良いでしょう。
その結果、今のままで十分な資金が確保できない可能性があるのであれば、そのことを伝えてみると意識が変わるのかもしれません。
ポイントは具体的な数字で、いつのタイミングで、どれだけの金額が足りないかを伝えることです。
②節約=生活の満足度が下がると思っているから
2つ目は、節約=生活の満足度が下がると思っているケースです。
たしかに、この思い込みは間違っていません。
もやし生活などは心身共にストレスのある節約です。
ですが、生活の満足度を維持したままでも支出を減らすことは可能です。
例えば、以下のような固定費の見直しがその代表例です。
・通信費:大手キャリアから格安SIMへの変更
→繋がるか、繋がらないかが大事(繋がれば安い方が良いはず)
・水道光熱費:安価な会社に乗り換え
→水や電気が使えることが大事(使えれば、安い方が良いはず)
・サブスクサービス:不要なサブスクの解約(行っていないジムなど)
→元々利用していないのだから不便は感じない。
また、変動費でも外食を控えて、自炊をするなども1つの節約です。
(これは感じ方が人それぞれですが、、、)
③実は節約をしているつもり
最後は、本人の中では節約しているつもりのケースです。
これは厄介です。コミュニケーションを間違うと対立になってしまいます。
(私はやらかしました)
まずは、パートナーが節約で気を付けていることをヒアリングしてみてください。
もし、本人が意識的に節約しているのであれば、教えてくれるはずです。
※頭ごなしに”もっと節約してよ”というのは良くないです。