『金持ち父さんの起業する前に読む本』を読む目的
起業する前に身に着けておくべきマインドを学ぶため
学び・気づき
■成功するビジネスはビジネスが出来る前につくられる.
多くのビジネスオーナーの場合,S(自営)を経てB(ビジネスオーナー)に移る.しかし,ビジネスプランの中にBに成長させることが織り込まれていなければ,いつまでたってもSのままで自分自身が働き続けなければならなくなるかもしれない.
→ビジネスの設計図を描くときにはSからBへとビジネスを成長できるようなビジネスプランを立てる必要がある.
■人が安全を強く求めるのは恐怖があるから
人は現状の環境に不満を抱えていても,その環境を失う事にすら恐怖を抱くのだと実感.
→起業家になるためには考え方の基準を「安全」→「自由」に変える必要あり.
■新しく始めようとしているビジネスにB/Iトライアングルを当てはめて評価する
(チーム全体でカバー出来ていれば良い)
一つでもしっかりカバーできないものがあれば,
・ビジネスは失敗する
・お金の面で苦労をする
・失敗をしないまでも成長できない
のいずれかの道を辿る可能性が高い.
なお,B/Iトライアングルでは,
キャッシュフロー,コミュニケーション,…の順に重要であり,それぞれは下記の意味を表す.
①キャッシュフロー:お金の流れ
・製品の開発から売れてお金が入るまでの流れが早いか遅いか
・価格-原価=利益が大きいか小さいか
(不要な支出が多いと小さくなるなど)
→財政的な見通しが出来る
②コミュニケーション:市場(顧客)とのコミュニケーション
・セールスやマーケテイングのスキル
③システム:ビジネスの仕組み(お金を生みだす仕組み?)
④法律:ビジネスに関する法律
・製品を守る特許,海外で扱ってよい製品か,税法,等を押さえているか
⑤製品:お金を生みだすモノ
・販売する商品(使命が製品の質を決める)
■マーケテイングにおいて価格を市場の中間価格に設定するのはNG!
[理由]
・一番混雑している層である
・誰にもあなたが誰か分かってもらえない
※低価格もおすすめしない.
価格競争になる+安っぽい客が来る(クレーマー等)
→高価格に設定する
・質の高い客を相手に仕事が出来る
(但し,競争相手には提供できないようなものを顧客に提供する必要がある)
ネクストアクション
■ビジネスの設計図を描くときはSからBへとビジネスを成長できることをプランに織り込む
■B/Iトライアングルについてそれぞれの定義が不十分なので自身の考えが間違えていないか確認する
メモ
改訂版 金持ち父さんの起業する前に読む本: ビッグビジネスで成功するための10のレッスン (単行本)●ローリスクの考え方
P.236
第一の教え―うまくいかなかった時のことを考慮したローリスクのアイディアや戦略を常に持っておく
金持ち父さんは私に,ビジネスを始めたり,何かに投資したりする時は,ローリスクの考え方をしなければならないと教えた.たとえば,不動産に投資をする時は,投資から毎月いくらかのお金を得ることができれば,それはローリスクの投資になる.たとえ不動産の価格が上昇しなくても,投資したお金に対して何らかの見返りを得ることができるからだ.