- 面接って一次面接から最終面接まで何度もやるけど一体どこを評価しているの?
- 最終面接等の特定の面接が通過できなくて悩んでいる
そんな疑問や悩みを抱えている方に向けた記事である.
なお,本記事を読むと,下記二点が分かるようになる.
- 各面接においてどこを見られているかが分かるようになる
- 評価ポイントが分かるため,重点的に対策を立てられるようになる
[筆者プロフィール]
理系大学院生(2020年3月卒).就活時代,論理的な通過する面接術などを考案・検証し,外資コンサル・大手メーカーの選考を攻略してきた(最終面接到達率100%).同期にノウハウ及びマインドを提供し再現性を確認済.2020年4月より,某大手メーカーに就職.
はじめに
最終面接とそれ以外の面接では見られているところは違うという話
なぜそう考えるのか説明していく.
プロフィールに書いてある通り,筆者の最終面接到達率は100%である.それは私が戦略を立て,実力以上の力を見せることが出来たからだ.しかし,最終面接では二つの企業に連続して落ちた.何が敗因だったのか仮説・検証を繰り返していった.
そして行き着いたのが
“最終面接とそれ以外の面接では見られているところが違う“
ということであった.つまり,敗因は最終面接においてもそれまでの面接と同じ戦略を取っていたことであった.
以降,戦略を変えて挑んだ最終面接では見事内定を獲得した.
この事例より,私は最終面接とそれ以外の面接では重要視しているところが根本的に違うと考える.ではどう違うのであろうか,次で解説していく.
最終面接以外の面接
優秀ではないやつを落としている
一次面接や二次面接等,最終面接以外の面接では“優秀ではないやつかどうか”を見ている.
なぜか,それは会社にとって効率が良いからである.
大手企業ともなると1000人を超える人数の面接を行わなければならない.
なので,最初は単価の低い若手社員に面接を任せる.
若手社員は経験が少ないため,優秀な人かどうかは簡単には見抜けない.
だが,“こいつ使えないな”というのは分かりやすい.
素人の我々でも,普段の生活で“こいつ使えないな”と感じることはあると思う.
だからこそ選考段階の早い面接ほど“優秀ではないかどうか”を見ているのだ.
では,優秀ではないやつの要素とは何か.
それは下記二要素である.
- 会話が成り立たない
質問に答えていない,だらだらと理由を語り結論を中々言わない,等 - 思考力に乏しい
自己分析が未熟,理由が浅い,考えが一般的,工夫が感じられない,等
一つ目の会話が成り立たない,で自分は大丈夫だと思った人,本当に大丈夫だろうか.
確認のために面接でのやり取りの例を挙げておくので確認してもらいたい.
(例)面接でのやり取り
面接官:学生時代頑張ったことを教えてください.
候補者:私は~,~,なのでAをしました.その結果○○を達成しました.
面接官:Aという方法でやりましたが,他にもBやCという方法もあるのではないですか.
候補者:私はAという方法が最も適していると考えています.というのも△△
という理由だからであり,他にもBやCという方法も考えたのですが
□□という理由からAの方が良いと考えています.
もし,あなたがこの例でどこが悪いか分からなかったのであれば要注意だ.
下記記事より何が悪かったのか確認して欲しい.
二つ目に関しては,すぐに対処出来るところと出来ないところがある.
- すぐ対処できるところ
→自己分析(下記記事より差別化できる自己分析を紹介しているので参考にしてほしい) - すぐには対処できないところ
→ベースの思考力
これまでの約20年間の積み重ねであるため,一気にレベルアップは残念ながら難しい.特に学チカ等の過去のエピソードは変えられない.
また,これらを踏まえた最終面接到達率100%の私が立てた戦略を下記記事で紹介しているので参考にしてほしい.
最終面接
会社に合っているかどうかを見ている
最終面接では能力面で申し分ない人物が辿り着いている
その中から自社に合った人材かどうかを判断していく.
その為には,会社の方針や内情をしっかりと理解している人物でしか,最終面接は行えない.
だからこそ,部長などの役員クラスが出向くのである.
自社に合った人材かどうかを判断するために質問の裏には,
“この人のやりたいことはうちであっているのか”
“この人は本当にウチで働きたいのか”
“給料以上に貢献してくれる人材なのか”
が隠されていると思ったほうが良い.
最終面接においても同様に下記記事で,最終面接における戦略を紹介しているので是非とも参考にしてもらいたい.
最後に
就活始めたての私は今回紹介した違いを分からずに痛い思いをした.読者の方々には,同じ経験を繰り返さずに楽しく就活を終えて欲しいと思う.